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会社が支払っているその賃金、最低賃金以上ですか?

平成30年度の地域別最低賃金額の改定が決定しました。

最低賃金額が引き上がることで、事業主はその最低賃金額以上の賃金を労働者に支払わなければなりません。そのため、現在支払われている賃金が最低賃金以上かどうかチェックする必要があります。

今回はそのチェック方法をご紹介します。
 
【参考】最低賃金改定に関する情報 「地域別最低賃金、全国平均で26円アップへ」(当サイトより)
http://office-goto.com/news/detail/i/175/
 
 
まず、最低賃金額には含まない賃金があります。
最低賃金のチェックをする上で、下記の項目は支給される賃金から除外する必要があります。


(1)臨時に支払われる賃金 結婚手当、資格一時金など
(2)1カ月を超える期間ごとに支払われる賃金 賞与など
(3)所定労働時間を超える労働に対して支払われる賃金 時間外割増賃金など
(4)所定労働日以外の日の労働に対して支払われる賃金 休日割増賃金など
(5)深夜(22時~5時)の労働に対して支払われる賃金 深夜割増賃金など
(6)皆勤手当、通勤手当、家族手当  



では、事例をもとに、最低賃金以上かどうかをチェックしていきましょう。

事例1.月給制

月給制で働くAさんの賃金等は以下のとおりです。

年間所定労働日数 : 255日
1日の所定労働時間 : 8時間
賃金 基本給 : 140,000円
    家族手当 : 10,000円
    皆勤手当 : 3,000円
    通勤手当 : 7,000円

【チェック方法】
①最低賃金の対象とならい賃金を除外
  家族手当、皆勤手当、通勤手当が除外され、140,000円が計算の対象となります。

②年間総額を算出
  140,000円 × 12ヵ月 = 1,680,000円

③年間所定労働時間を算出
  255日 × 8時間 = 2,040時間
  (1年間における1ヵ月平均所定労働時間 2,040時間 ÷ 12ヵ月 = 170時間)

④1時間あたりの賃金額を算出
  1,680,000円 ÷ 2,040時間 = 823.52…円

⑤1時間当たりの賃金額が最低賃金(※)以上かどうかを判断してください。
※最低賃金…最低賃金の額は各都道府県別に確認をしてください。


事例2.月給と歩合が混合している場合

月給と歩合が混合して支給されるBさんの賃金等は以下のとおりです。

月所定労働時間 : 170時間
※月給制のチェック方法に記載している1年間における1ヵ月平均所定時間を算出
時間外労働時間 : 30時間
深夜労働時間 : 15時間
賃金 基本給 : 119,000円
    歩合給 : 42,000円
    基本給に対する時間外割増 : 26,250円(119,000円÷170時間×1.25×30時間)
    基本給に対する深夜割増 : 2,625円(119,000円÷170時間×0.25×15時間
    歩合に対する時間外割増 : 1,575円(42,000円÷200時間×0.25×30時間)
    歩合に対する深夜割増 : 788円(42,000円÷200時間×0.25×15時間)

 

【チェック方法】
①基本給に対する1時間当たりの賃金額
  119,000円 ÷ 170時間 = 700円

②歩合給に対する1時間当たりの賃金額
  42,000円 ÷ 200時間 = 210円
  ※総労働時間で割ることがポイントとなります。

③1時間当たりの賃金額
  ①700円 + ②210円 = 910円

④1時間当たりの賃金額が最低賃金(※)以上かどうかを判断してください。
※最低賃金…最低賃金の額は各都道府県別に確認をしてください。


 
ご不明な点があれば、弊所までご連絡ください。
最低賃金に関するご相談もお気軽にどうぞ。お電話で承っております。

 092-522-7102(10:00~17:00)


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